飛行機の遅延や、悪天候等での欠航、LCCの出発時間等の関係で、成田空港で時間調整や足止めをくらうことが時としてあります。
できるだけ安く、安全に空港で寝泊まりするには、どんな方法があるのか?また知っておくと便利な「空港野宿」情報を紹介します。
成田空港で寝泊まりするなら?
突然の欠航や遅延で宿泊先が見つからない、早朝出発で深夜に空港に到着したけど、お金をかけずに空港で野宿したい…。
どこか泊まる所がないか?安いのはドコ?空港に泊まれるの?など、緊急トラブルが発生すると、慌ててしまいますよね。
空港内のどこで寝れば安心なのか?次から見ていきましょう。
空港内で野宿(第2ターミナル)
格安航空LCCの早朝出発や、欠航・遅延の関係でホテルが取れない場合、成田空港での野宿を考えるなら、オススメは成田空港第2ターミナルの1階と2階です。
ここで寝泊まりする人は、ベンチを数席利用して寝ることになります。
空港内の電気は付いていますが、午前1時頃になると消灯され、ターミナル営業が始まる早朝3時半で消灯は終了します(LCCの早朝便が始まります)
普段は気になりませんが、「寝る」となると意外と照明の明るさがネックで、落ち着きません。その点、数時間でも消灯される第2ターミナルは比較的眠りやすいです。
ただし非常灯や必要最低限の灯りは着いているので、真っ暗にはなりません。日本の空港であることや、警備員も巡回するので、比較的安心して眠りやすいかもしれません。
とはいっても世界各国の人が行き交う空港内。なので安全を過信せず、お金やパスポートなど、貴重品には十分に注意して下さいね。
空港野宿(第3ターミナル)
LCCの早朝便などの利用で、前日夜から成田空港に宿泊して時間調整を考える人も多いですよね。
第2ターミナルと違って、第3ターミナルは深夜時間帯の「消灯時間」が無く、むき出しの照明が意外と明るく感じるのがネックです。
寝る場所ですが、主に空港野宿しやすいのが下記の4か所です。
- フードコート横のソファー
- フードコートの椅子を数脚並べて寝る
- チェックインカウンター近くのソファ
- 北ウェイティングエリア
フードコートでの仮眠や近くのソファーでの宿泊は、寝る以外にも食べたり、おしゃべりして時間を過ごす人もいます。
そのため寝る人にとって、騒音が気になるところですが、逆に誰も居ないと防犯上の不安もあります。「短時間」と割り切って利用するのが一番です。
また北ウェイティングエリアには、第2ターミナルと第3ターミナルの途中にある、出発前の待合室のような場所があり、畳のスペースがあります。
ここは靴を脱いで体を伸ばして横になれるので、リラックスしやすいですがスペースに限りがあります。
場所確保できるようなら、利用してみて下さいね。
第3ターミナルは利用時期にもよりますが、23時を過ぎると寝床となるソファーの空きを見つけるのが難しい場合があります。
また近くに泊まる所があれば泊まりたいという人は、最新設備の整ったカプセルホテルタイプの人気の宿泊サービスがあります>>>ナインアワーズ成田空港
第2ターミナルビルから直結の駐車場ビルB1Fにあり、LCC用の第三ターミナルも徒歩で行くことができるので、早朝便でも余裕を持って利用できます。
清潔感があり、近未来的でシンプルなデザインが印象的な施設です。
成田空港でコンビニは?
第2旅客ターミナルビル本館4階に、24時間営業の「セブンイレブン」が、第3ターミナルには24時間営業のローソンがあります。
後泊のホテルへ向かう前に、飲み物や食べ物、お菓子の調達や、レストラン閉店後の食事の確保、夜食、空港宿泊時の食事など、イザという時頼りになりますよ。
セブンイレブンには、街中のセブンと同じように、セブン銀行や、マルチコピー機にネットプリント機能もあります。
深夜になると、南端のエレベーターのみ上下動可能となり、若干、移動の際の導線が面倒になりますが、周りが寝ている時間帯なので、ちょっとガマンですね。
成田空港で充電スポットはどこ?
スマホやタブレット、Wifiルーターの充電、パソコン等、例えバッテリー予備があっても、イザという時のために、電源は確保しておきたいですよね。
成田空港ではターミナル内各所に、無料の電源コンセントスペースが設置されています。
第1ターミナル
出国手続き前のエリア
- 南ウィング1F・4F
- 北ウィング1F・4F
出国手続き後のエリア
- 3F(出発ロビー)
- 第2サテライト2F
- 2F(国内線出発ロビー)
第2ターミナル
出国手続き前のエリア
- 本館2F
- 本館3F(出発ロビー)
出国手続き後のエリア
- サテライト3F
- 連絡通路
- 本館2F(出発ロビー)
- 2F国内線出発ロビー
- 1F国内線出発ロビー
第3ターミナル
LCC専用のターミナルの第3ターミナルには、フードコートや24時間営業のコンビニ(ローソン)のほか、自由に利用できる電源コンセントが用意されています。
「CHARGE」マークの看板を目印に探してみて下さい。複数人で利用できるよう、コンセントが設置されています。
空港内の各ターミナルには、出国前と出国後に充電できる電源スペースが用意されています。
空港内で暇つぶしや、時間つぶしにピッタリなのが、スマホやパソコンなどでゲームやマンガ、本(電子書籍)ですよね。
でもスマホやPCの充電がドンドン減っていくと、さすがにちょっと心配になりますよね。安心して使えるのは、やはり電源確保があってのこと。
予備バッテリーは必須ですが、空港内での「電源チャージ」チェックはこまめにしておきましょう!
スカイライナー乗車時の充電の注意点>>>スカイライナーでの充電について
第2ターミナル出国後の充電>>>第2ターミナル出国後の充電について
ひとくちメモ
成田空港での長時間滞在(宿泊)は、24時間営業のコンビニもできて以前より便利になりました。後はソファや椅子の利用で、仮眠して何とか乗り切る!
そんな時の強い味方が、スマホやタブレット、パソコンなどでの時間つぶしです。中々寝付けなくても、これさえあればイザという時の強い味方になってくれます。
空港泊する方は風邪等引かないよう、気を付けてくださいね。
良い旅を!